羽田空港国際線の発着枠増大、半分程度をアメリカ路線に配分するとどうなるの?
皆さんこんばんは。
本日、こんな話題がニュースとなりました。
『羽田空港国際線の発着枠が2020年に年間3.9万回拡大』する
かつ、『その半数をアメリカ線に配分すると日米両政府が調整』している。
恐らく、「年間3.9万回増えるって言われてもイメージ湧かない!」という方も多いと思うので、以下にて例を交えながらご説明していきたいと思います。
きっと、「こんなに羽田からアメリカ行きの便が増えるんだ!」と実感頂けると思います。
発着枠が年間3.9万回増えるって、どんぐらい増えるの?
なんで、いちいち分かりにくい年間の回数で表現するかな~?という不満は置いといて(笑)
39,000(増枠分)÷365(日)÷2(離陸と着陸)=53.42便/日
と計算出来るので、1日約50便分の発着枠が2020年に増える事になります。
今日、ニュースになったのは、『1日約50便分の増枠のうち、約半数をアメリカ路線に配分する事を検討している』とあり、
具体的には、1日24便分をアメリカ路線に配分する事を検討しているとの事です。
(政治的な背景については、ここでは触れません)
では、もう少し掘り下げて…
1日24便のアメリカ線が増便って、どれぐらい??
まずは、現状把握からしてみましょう~
現在、深夜早朝時間帯も含めると、13便のアメリカ行きの便が羽田空港から毎日運航しています。
(計算間違えしていませんように…)
図で見てみるとこんな感じです。
今回の報道では、ここからさらに24便/日のアメリカ線が増えるとの事ですので、、、
2020年以降は、現在よりも約2.8倍もの便数規模になると計算できます。
ほぼ3倍ですよ!
これが実現されれば、更に羽田空港からアメリカに行きやすくなりますね。
ビジネスマンでアメリカに出張に行かれる方には朗報ではないでしょうか?
ちなみに、具体的にどの路線に就航するかは、まだ航空各社が発表をしていませんので、ANAやJAL等が検討を進めているものと思います。
今後の各社の発表が楽しみになりませんか?
成田空港も増枠するらしいけど…(課題提起)
この点に関しては、まだ、自分自身も考えてみた事が無いので、「課題提起」に留めておきたいと思いますが、、、
「都心からのアクセスが良く」、「24時間運用可能」な羽田空港がより便利になれば、
成田空港がお客さんから選ばれなくなる可能性もあると思います。
というか、自分だったら羽田空港の方が近くて便利だと思うので、羽田空港を選びそうです。
- 都心から(へ)のアクセス/所要時間/費用
- 運用時間(成田は23時~6時は離発着不可)
- 国内線の利便性(便数や就航地点数の多さ)
のすべてにおいて羽田空港が優位である事から、まずは同水準まで利便性を高める事が必要ではないでしょうか?
国内線の利便性はさすがに羽田レベルにはなれないでしょうけど…
少なくとも、お客さんに「成田空港を選ぶ理由」が必要じゃないかな~って思います。
さて、今日は、より便利になる羽田空港のアメリカ線についてつらつらと書きました。
読んで頂きありがとうございました。
おやすみなさい!